「何者かになりたい」と言う若者が憧れている先は、そのほとんどが「その人自身を貫いている人物」であるというパラドックス。
「何者かになる」のではなく、「徹底的に自分であること」がそれへの到達ルートなのだ。…— PuANDA (@shoichirosm) March 13, 2024
このツイートを見て少し考えたことがあったのでつらつらと記事にまとめてみようと思います。
何者かになりたい
そんな気持ちは誰しもが一度くらいは抱くものであり
特に今の若い世代には広く受け入れられている考えだと思います。
会社では無く自分で自分が輝ける場所を持ちたい
とか
自分の強みを活かして何かやりたい
とか
あの人みたいに生きてみたい
とか
今の生活に不満はないけど何かを変えたい
とか
自分にはもっと合っている何かがあるはずだ
とか
大体全部、”ここでは無いどこか”に理想を求めている状態です。
僕はそれが
何者かになりたい
の正体ではないかなと思っています。
僕自身も色々考えた時期があって
自分の強みを活かしてできる仕事はないかな〜
とか
人生においてはやりたいことをやるべきだ
とか
考え事ばかりしていました。
でも今はあまりそう思い詰めていることはなく、
今目の前にある事に真摯に向き合っていれば道は拓けるんだろうなあとぼんやり思っています。
だから仕事は何だっていいし
自分が納得していればどうにでもなるんじゃないかなと思っています。
そして冒頭のツイートに戻るのですが
何者かになりたいと思っているうちは何者にもなれないと思っています。
オオタニサンの
「憧れるのを辞めましょう」
ではないですが
憧れているうちは憧れの対象になることはできません。
憧れているうちは憧れの対象を超えることはできません。
ですから他に目を振ってあーだこーだー言う位なら
自分の今目の前にある、出来ることを愚直にやっていくしかありません。
何者かになりたい、何かをしたい
と言って何も手につけられていなければ本当に何も成し遂げられません。
つべこべ言わず、目の前にある手を動かせる何かに向き合いましょう。
自分が憧れるよりは
自分が誰かの憧れの対象になれる
のが理想かもしれませんね。
何者にもならなくていいんです。
もう既に自分は世界でかけがえのないあなたという存在だからです。
ここではないどこかに憧れを抱くのを辞めて
自分という今ここにある存在を認めてみませんか？
