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【ラグビー】ディフェンスの目的は攻撃権の奪取

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ラグビーは勝つことを目的としたスポーツです。

 

勝つためには得点を取らなければなりません。

 

つまりディフェンスの目的は

得点を取れる状態に戻すこと=攻撃権の奪取

になります。

 

 

攻撃権の奪取をするには、

どういうシチュエーションで攻撃権が失われることが多いかを理解しなくてはなりません。

 

そのパターンは主に下記の4つです。

 

①キック

②ハンドリングエラー

③ラックターンオーバー

④セットプレーターンオーバー

 

このパターンが起きやすい状況はどういう時かというとこんな感じです。

 

①相手が自陣深くからキック

②相手がフェーズを重ねる(プレー回数が多いとミスの確率が高まる)

③タックル後キャリアもしくはラックにプレッシャーをかける

④スクラム、ラインアウトでプレッシャーをかける

 

この内、ディフェンスで特に意識をしなければならないのは特に②,③です。

 

ラグビーはインプレー時間が平均30秒ほどです。

フェーズを何度も重ねるとハンドリングエラーやラック周りのペナルティーが発生するので

30秒もミスをせずプレーをするのすら難しいわけなんですね。

 

そのためディフェンスでは相手にフェーズを重ねさせて、ラックでプレッシャーをかけ続けることが必須になります。

大きなラインブレイクをされないようにして、ラックでプレッシャーをかけボールアウトを遅らせるかターンオーバーする。

 

そう考えるとラッシュアップディフェンスよりもスライドディフェンスのほうが理にかなっているんじゃないかなと僕は思います。

 

ラッシュアップディフェンスは前に出ることで相手にプレッシャーをかけることができます。

 

しかしながらディフェンスラインがガタガタになり相手に大きなラインブレイクをされ、そのままトライをされることが多々あります。

 

ハイリスク・ハイリターンなのがラッシュアップディフェンスです。

 

対してスライドディフェンスは前にほとんど出ず、相手がパスをしたらスライドし相手がタックルエリアに来たらタックルするディフェンスです。

 

ラグビーは基本的に外のスペースにボールを運ぶスポーツなので、スライドディフェンスで外のスペースを埋めていくのは有効に働きます。

 

そして前に出る行為をしていないのでラックにプレッシャーをかけやすいメリットがあります。

 

東福岡やニュージーランドなど多くのチームでスライドディフェンスが増えてきています。

 

冒頭にもあるようにディフェンスの目的は攻撃権の奪取なので、

前に出ることがディフェンスの目的ではありません。

 

むしろゲインされてもラックでプレッシャーをかけてターンオーバーができたとすればディフェンスの目的は達成されるわけですからね。

 

トライの75%はセットプレーから4フェーズ以内にトライされています。

 

つまりはセットプレーからの1フェーズ目のディフェンスが1番大事です。

 

セットプレーはアタックが有利なのでセットプレーからのディフェンスはゲインを許してもいいから基本的にスライドで対応するのが無難だと思います。

 

その最初のラックでプレッシャーをかけましょう。そうして相手のアタックがしくじるとフェーズが重なってミスの確率が高くなり、トライから遠ざかっていくはずです。

 

ディフェンスの目的である攻撃権の奪取ができると思いますよ。

 

決して前に出ることだけがディフェンスの全てではありません。

 

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